先日の電話相談以来

父は、アリセプト5mgを半分に割って2、5mgで服用しています。
今後は、5mgを飲むつもりはなく、次回からは3mgを処方してもらう気らしい。

私は、できるなら多少ガマンしてでも5mgを飲んでほしいと思っていたので
私 「できたら、脳の為には5mg飲んだ方がええんやで」
と言ってみましたが
父 「あかん!!5mgだったら、もうお腹こわしっぱなしで仕事にもならんし
   四六時中トイレかけこまないかんから、イヤや!」
と怒り口調で(本人は怒ってる気はないらしい)眉間にシワを寄せながら答えました。

そして診察室で
父 「やっぱりゲリがひどくて1日に何回もトイレにかけこんでる状態なので
   3mgに戻したいんですけど」
私 「でも先生、できれば本当は5mgの方がいいんですよね?」
先生「それはそうですけど。でもゲリがひどいのがお辛いんでしょ?」
父 「はい」
先生「じゃあ、3mgに戻しますね。ムリして飲んでも体によくありませんしね」

結果、5mg→3mgに薬を戻すことになりました。
私の中では、脳>ゲリ なのですが、父の中では、どうやら 脳<ゲリのようです。

それどころか、この頃はアルツハイマー病の事よりも
MRIの検査結果の際、先生に(オマケのように)軽く言われた
副鼻腔炎』 の事を気にしており、この日も先生に副鼻腔炎の事を聞いていました。
そして、先生に耳鼻科の診察予約を急きょ取ってもらい
この後、耳鼻科にも診察に行く事になりました。


確かに今の時点では、アルツハイマー病だとハッキリ診断された訳ではないし
父の自覚症状といっても、少し物忘れがひどいくらいなのですが
いまいち病気に対して、興味がないというか無関心で軽く考えてる感じ・・・
まるで他人事のようにみえます。
父と私達家族とでは、病気に対する気持ちに、ものすごく温度差があるように感じます。

私は、父がアルツハイマー病の可能性があると言われてから
少しでも脳に良い事をしてもらいたくて
散歩や音読、日記、食生活の改善など勧めているのですが
父の反応は、いまいち乗り気じゃなく、めんどくさそうな態度をとっています。

先生からは
「本人にやる気がないのにムリにさせるのは、かえってストレスになりよくありません」
と言われたし
このまま、のんびりと様子をみているしかないんでしょうか・・・。


父から聞いた話や印象に残っている事

・ネットの本屋「アマゾン」で株の本を買いたいのだけど、やり方がわからない。
前は、自分で注文できてたのに、アマゾンの買い方が変わったみたいで(?)
ややこしくなっていてわからなくなった

・お米を4合炊く時、数を間違わないように何度も「1、2、3・・・」と
数えて確認していたので、聞いてみると「数がわからんようになるんや」と答えた。
時々、お米を戻してやり直す事もあるらしい。

・父がいつも好きで見ている韓国ドラマ「チャングムの誓い」の内容が
 後半部分、全く内容を覚えていない事があった。
 私が内容を教えてあげても思い出す気配なし。

・(弟の話だと)その日に接客したお客さんの事自体を覚えてない時が時々あるらしい。

・2、3ヶ月前くらいまでは、常にピリピリイライラしている風だったけど
 ここの所、アリセプトのおかげなのか? ピリピリ感が少し減った気がする。