マメな父

父は毎朝、血圧を計って記録をとっています。

(少し前までは夜も計ってましたが、最近は朝だけになりつつあります)

若い頃は、そうでもなかったらしいのですが
いつの頃からか(心房細動のあと?ガンが見つかる前くらい?)
高血圧になり、ひどい時には上が180〜190まで上がるようになりました。

それで、内科の先生に降圧剤の薬をだしてもらうようになりましたが、
薬で調整しても140〜170と少し高めで不安定な状態がずっと続いていました。

そんなこともあり、先生に
「毎朝、血圧を計るようにしてください」と言われ、毎日記録をとるようになりました。
以来、内科の先生の診察の際には必ず、“血圧を記録した紙”を提出しています。

こうして記録をとるようになって、4年ほど経ちますが
今まで一度も「めんどくさい」などとグチをこぼしたことはなく
毎日、欠かさずに記録していってる姿には、本当に感心します。
(そんな父のマメな努力のかいがあってか、
 今では血圧も落ち着き、110〜130あたりをキープしています)

最近では(アルツハイマー病と診断されて以来)
精神科の先生に伝えたいと思った出来事や症状なんかも
メモ書きするようになりました。
精神科の診察は、特に変わりがなければ、2ヶ月に1回のペースなので
メモをとっておかないと、伝えたいことを覚えていられません。
(もちろん、私も覚えられません!)

そして今は・・・
前回の診察の時に、睡眠薬の調整をすることになり
とりあえず2週間、様子をみるようにと先生から言われました。
すると父は、その日の夜から
『床についた時刻』 『朝起きた時刻』 そして 『夜中にトイレで起きた時刻』を
記録するようになりました。


学生時代、宿題はしないし学校はサボるしで、
いつも担任の先生に叱られてたはずの父が・・・
(祖母から聞いた話です)
なぜ、病院の先生に対しては、これほど熱心なのか不思議でなりません。