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認知症と告げられて

父は57歳で認知症と診断されました。

アルツハイマー病の検査

●記憶、認知機能の検査

改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(HDS−R)>
日本でよく使われている検査です。
見当識【けんとうしき】(時間や場所の感覚など)や記憶、計算などに関するテスト。   

    
ミニ・メンタルステート検査(MMSE)>
アメリカで開発され世界中で広く行われている検査です。
見当識、記憶、計算、注意力、言語などに関するテスト


<ウエクスラー記憶検査(WMS−R)>
国際的に最もよく使われている総合的な記憶検査です。
言語を使った問題と図形を使った問題で
記憶について、言語性記憶、視覚性記憶などをさまざまな点から評価します。


<その他の検査>
時計描写テスト・・・アナログ時計の絵をかく検査   
立方体組合せテスト・・・積み木を並べる検査     など
                          

●画像検査 

CTやMRIで、脳腫瘍や脳梗塞脳出血などの影響はないかを調べたり脳に萎縮【いしゅく】があるかどうかを検査します。
脳血管性の認知症の場合は、この画像検査で判断できます。
アルツハイマー病の場合は、脳全体の萎縮のほか記憶と深い関係がある海馬【かいば】や側頭葉【そくとうよう】の変化をチェックします。


脳血流シンチグラフィ(SPECT【スペクト】)検査 

スペクト検査は、特殊な薬を静脈に注射し、脳内の血流(血のめぐり)を調べます。
この薬は、血流の多いところには多く集まり、少ないところには少ない量しか集まりません。
アルツハイマー病の場合、早期の段階で脳の後方(後部帯状回【こうぶたいじょうかい】)に血流低下がみられることが多いため 診断の参考となります。

 

アルツハイマー病の診断は、まず、認知症と間違いやすい病気(うつ病、せん妄など)ではないか診察し次に、CTやMRIなどの画像検査で、アルツハイマー病以外のあらゆる病気が原因していないかを調べます。
その結果、他の病気が除外され、最終的にアルツハイマー病が原因として残ったとき
症状の現れ方や進行具合、記憶検査、画像検査の結果や
場合によっては、6ヶ月〜1年の経過観察し、病気の進行を確認するなどして診断します。


父の担当の先生のお話だと現在のところ、MRIやPETなどの最新式の検査を行っても生前に、アルツハイマー病の確定診断をする決定的な方法はないそうです。
本当にアルツハイマー病なのかどうかは、患者が死亡した後に脳を解剖し調べてみて、はじめて確定できるそうです。