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認知症と告げられて

父は57歳で認知症と診断されました。

脳の構造

自律神経は、その人の意志とは関係なく、からだの内外の環境の変化に応じて、各器官に働きかけます。
でも、前もってこれらの情報や指令を自律神経に発するのはコンピュータ約の脳の仕事です。

脳の構造を大まかに説明すると、一番外側を覆っているのが大脳皮質、中間部分が大脳辺縁系、それらに取り囲まれている形で視床下部があります。

大脳皮質は人間の高度な精神活動をつかさどる部分で、私たち人間はここを浸かって考えたり、感動したり、記憶したりしています。その内側にある大脳辺縁系は、食欲、性欲、睡眠欲や喜怒哀楽など動物の本能的な欲求が生じるところです。そして、一番内側にある市況下部には自律神経の中枢があります。つまり、無意識のうちに自動的に作用する自律神経は、欲求や恐怖、驚きなどをつかさどる大脳辺縁系の影響を強く受けているといえます。

ただし、人間はいつも本王や感情の赴くままに行動するわけではありません。大脳皮質で物事を判断しますから、空腹になってもダイエットのために食べることを我慢したり、悲しいのに鳴きたいのをこらえたりします。


こういった制御があまりにも強くなって人間性を抑圧するようになると、大脳辺縁系と視床下部とのコミュニケーションがうまくいかなくなり、あるくすると自律神経のリズムまでも乱してしまうことになるのです。

つまり、大脳皮質も、間接的には自律神経に大きな影響を与えていると考えていいと思います。

視床下部には、からだの各器官の働きをコントロールする自律神経やホルモンの中枢があります。

大脳辺縁系は、外部の刺激でさまざまな情動がうまれると、視床下部の中枢を通じて自律神経に指令をだします。

 

例えば、階段であやうく足を踏み外しそうになったとします。このとき、大脳辺縁系に生じた「恐怖」という情報が視床下部に伝えられます。
視床下部は、自律神経に指令を出し、交感神経を興奮させます。すると、心臓はドキドキと鼓動を速め、顔が青ざめたりします。
街で好きな人とばったり出会ったときの胸の高鳴りもこれと同様、視床下部が自律神経に指令を出しているからです。
このように視床下部が司令塔の役目を果たして自律神経に働きかけるので、自然に内臓や血管などの器官が働くのです。