日常生活での介護の不安

自宅介護では、毎日繰り返される細々とした家事の合間にお年寄りに対する気配りをしなければなりません。
・異常行動への対応 老人の変化や異常行動に対してどう対応すればよいかと悩み、果たして自分のこのやり方でよいのだろうかと迷います。

 

この状態がいつまで続くのか
次にはいったい何が起きるだろうか、どんな異常行動と出合うのだろうかと心配です。異常行動は後で考えてみると毎日二四時間起きているのではないかもしれません。しかし介護者にとっては、「今、何事も起きていないだろうか」と、お年寄りの様子をうかがうときの心理的負担がとても大きいものです。

・介護者のストレス
介護者は今日一日何事もなく、たとえば認知症性高齢者はけがもなく、室内が汚物で汚れることもなく近所や親戚とトラブルもなく、おだやかに過ぎることを願います。日中、認知症性高齢者と一一人だけになる介護者はなかなか気分の転換ができずにストレスが高じます。