失語症と左半側空間失認

大脳皮質の左半球には、言語野(ブローカ運動性言語野、ウェルニッケ感覚性言語野)があるので、この部位に脳梗塞や脳出血が起こると失語症を生じる。自分の思ったことを言葉として表現できないのが運動性失語症、人から話しかけられても音としてはわかるが…

お年寄りが納得する言葉

認知症のお年寄りの自尊心を傷つけない好ましい接し方としては、老人が間違った行動をとっても、危険を伴わない状況であれば、叱らない、否定しない、訂正しない、理屈ぜめにしない、説得しない、強制的な指導をしないことです。知的な心の働きが衰えた結果…

拒否

◎拒 薬病気に対する自覚がありませんから、なぜ薬を飲むのか理解できません。また薬であることがわからなくなると、口の中に入れられたものは、異物として感じるのでしょうか、吐き出してしまいます。 薬は飲む時間が指定されています。しかし薬を吐き出して…

自尊心を傷つけないように

認知症のお年寄りの介護をすすめるうえで、最も基本となるのが、「接し方」です。接し方によっては、お年寄りの自尊心をひどく傷つけたり、不安や混乱を強めてしまいます。その結果、認知症状態の悪化に拍車をかけることになります。好ましい接し方は、老人…

小石よりみかんのほうがおいしい

◎異 食 認知症状態が高度になると、食べられるものと食べられないものの区別がつかなくなります。そのため目にふれるものはなんでも口の中に入れてしまうお年寄りがいます。タバコの吸い殻、石鹸、クレヨン、スポンジたわし、アルミはく、化粧品、小銭などで…

不安、焦燥、幻覚、妄想

不安、焦燥認知症患者では不安をともなう焦燥感がしばしば出現する.ことに夕方五時頃になると、居ても立ってもいられない耐えがたい焦燥感におそわれることがある。これを、「黄昏症候群」と呼んでおり、認知症患者に特徴的な症状である。側夜間せん妄l昼…

攻撃的行為

攻撃的になるには、なんらかの原因があります。たとえば、介護者がお年寄りの自尊心を傷つけている場合や、話や考え方に行き違いがある場合などです。そのほか、体調が悪いとき、不満や怒り、不安や恐怖を感じたとき、お年寄りの記憶は過去のつらかった時代…

不安・焦燥感

認知症性高齢者は寸前の出来事を忘れます。今後の見通しもつけられません。また、時間も季節も自分のいる場所もはっきりとしなくなります。さらに周囲との関係もわからなくなってきます。そうした状況の中にいる認知症性高齢者は、些細なことで不安や焦燥感…

◎妄想

ものとられ妄想や嫉妬妄想、捨てられ妄想などが認知症性高齢者を苦しめます。ことに、ものとられ妄想は出現しやすく、介護者を不愉快にさせます。預金通帳や財布、めがね、アクセサリーなど身のまわりのものを、しまい忘れたり置き忘れたりします。そして自…

介護者の心得

生きていく上での基本的な欲求を満たす認知症のお年寄りは、習慣として行ってきた日常生活が次第にできなくなってきます。一見できているようでも、不完全なことが多くなります。食事、排池、清潔などすべてがお年寄りに適した方法で、常に満たされるように…

行動上の問題

認知症性高齢者にみられる行動上の問題は、認知症という精神障害の結果として現れるので、行動だけをとり上げて考えるのではなく、認知症性高齢者の全人格を理解して、その異常行動を考える必要があります。行動により生ずる問題は、認知症性高齢者の性格と…

第Ⅲ期は寝たきり

◎対人関係と人格の変化アルツハイマー病では、さまざまな精神機能が記憶障害や認知障害の形で高度に侵されてくるにもかかわらず、対人的な場所では社会的対応、挨拶の形式は残っています。挨拶だけにとどまれば、何の異常も感じさせないほどですが、少しでも…

言語障害、行為障害、認知障害

◎言語障害:言語障害についてはくわしい報告があります。それによると第1期から喚語障害、無意味な自発語が多くなり、失名詞、錯語がみられ、さらに言語の理解も障害されます。これらの障害のタイプは感覚失語またはウェルニッケ失語によく似ています。また…

認知症の対応と対策の現状

知的機能低下の起こる原因は、器質性要因と非器質性要因に大別することができます。認知症患者の知能低下の主な原因は脳ですから、これを器質性要因といいます。まず非器質性要因については、廃用性要因、心因性要因、症候性要因をあげることができます。こ…

第Ⅱ期

記憶障害や意欲障害がいっそう著しくなり、さらにあらゆる精神機能の障害が加わり、アルツハイマー病の典型像が示される時期です。コルサコフ型記憶障害は高度となり、学習機能はほとんど失われるため、経験・体験したことは短時間のうちに忘れてしまいます…

第1期

アルツハイマー型認知症が初老期に発症した場合をいい、老年期よりは典型的な経過を示しますので、参考のために説明します。アルツハイマー病では、その臨床症状の出現と経過はほぼ一定のかたちをとります。一般的には、アルツハイマー病の臨床経過は三期に…

「流動性能力」と「結晶性能力」

アルツハイマー病やパーキンソン病など神経変性疾患の神経細胞死、さらには加齢にともなう神経細胞死にも主役的な役割を果たしていることが、しだいに明らかにされてきている。アポトーシスが注目される理由は、その指令と抑制に関与する種々の分子機構がく…

症状と重症度

高齢者の知能低下の内容をみると、さまざまなものがあることがわかります。病的なものもあれば、病的でないものものあり、単純な認知症といろいろな精神症状を伴った複雑な認知症、そして知的水準低下の程度や日常生活への適応困難な程度によって軽症の認知…

父の日記2

前回の医大の精神科へいった時、何を思ったか血迷ったか、季節はずれのこの時期に、私は娘に来年になれば、金魚を飼育しょうかなと思っている事を話しました。娘:なんで又、急にそう思ったん。私:うん、なんでかと、金魚飼いたくなったんや、 それに近所の…

アルッハイマー型認知症

アルッハイマー型認知症とは、どんな病気なのか少し詳しくみることにしましょう。 アルッハイマー型認知症は前駆症状として頭痛、めまい、昏蒙、うっ気分、不安感、発動性減退、あるいは焦燥感を伴った気分変調をみることがあります。また、症例によっては神…

父の日記

50才を境に私の身体には、病が沢山寄って来てくれます。もっといい物なら感激するけどネ(笑) 最初は、握ったタバコ・箸を落とし、軽いシビレとかで心房細動をしました。次は、セキ・タンがよく出て、身体も、だるくなり、肺がんになりました。続いて、腹…

認知症って

この二○年ほどの間に、わが国ではお年寄りについての関心や論議が高まってきています。その背景には、近年の急速な高齢人口の増加があり、それによってお年寄りをめぐる経済、住宅、福祉、健康などのさまざまな問題が起きているからです。高齢化に関する問題…

父とケンカ(原因は・・・)

-------長くなりそうなので2回に分けて書きます------- 先日、小さな事が原因で、父と電話で口ケンカになりました。 私の夫が、近々車を買う予定で、気に入った車のナンバーを取ってもらえるように車屋さんにお願いしている所なのですが 父「Mちゃん(夫)…

ここ最近で父が気にしている出来事

11月5日の診察の時も、父が先生に報告していた事です。 <その1>いつも使っていたメガネのレンズを割ってしまい父と弟の2人で、仕事の休みの日にメガネ屋に行ったときの事です。イスに座って、新しいメガネとレンズの色を決めて注文を終え席を立って帰…

記憶が飛んで

最近、私の頭で思い考えると、糸がもつれる感じで困っています。お薬の副作用と病の進行で回転が思った以上の、ペースで遅くなって来ています。まぁ〜頭の悪いのはオギャンと泣いて生まれた時からなので、納得しまてす。(笑)でも、記憶が日増しに薄れて行…

夜に父から電話がかかってきて

父「薬局でもらった薬の説明の紙みてたら、 “筋肉痛、脱力感などの症状が現れたらご連絡下さい”って書いてあったわ。 右手右足がシビレてるのは、薬のせいだったんやわ」私「何の薬のところに?」父「ええっと、アリセプト」私「へぇぇ〜、そうだったんや!…

睡眠不足だとやはり注意力もおちる

この日の病院は、めずらしく空いていて、父の後には、診察を待っている患者さんがいませんでした。だから、先生も少しのんびりしていたのか(?)いつもより診察時間が長く(約1時間)父の訴えも、いつも以上に聞いてくれました。(ゴカイのないように・・…

夜眠れない

ココ1ヶ月くらい前から、『右手、右足がシビレている感じ』『耳鳴りがひどくなって夜眠れない』らしくその事を内科と精神科の先生に、聞きたいと言っていました。 ・内科では、心房細動の影響からシビレがきていないのか ・精神科では、脳細胞が死んでいく…

親子ゲンカ

元々、親子ゲンカはよくする方だったと思います。父は、どちらかというと気性が激しい方で父の子供である私と弟も、多少似た面があります。特に、私と父は、すぐに感情的になるタイプなので昔は、2、3日に1度くらいの割合で、しょっちゅう口ケンカしてい…

告知に対する家族の考え

家族も、本人への告知については一般的に消極的で、「病名は絶対伝えないでください」と言われる方が圧倒的に多い。 告知に積極的な家族は「車の運転が危なっかしいのでキーを取り上げたいのだけれど、そのためには病名をはっきり伝えてください」と言われる…